私学の場合、複数設定のコースがあることがしばしばで、この複数コースごとに特色ある生徒が集まってくる傾向があります
そのときの色が濃すぎると学級経営が困ったことにもなりがちです
コロナ禍の影響も強いなと感じています
学級経営でしんどいのは、リーダー不在の場合です
何かを決めるのに中心人物がいないという状況で、この中心人物というのは、まっとうな価値観を持っていて、影響力があるということ
こうした人物がいない時のクラスは本当にしんどかったですよ
リーダー不在で、生徒の人間関係力が低いときには、まとまりようがありません
また、友人関係でトラブルが起こりやすく、他のグループとは排他的に付き合うこともある
クラスには一定数、問題生徒が必ずいますから、リーダー不在の場合は、問題生徒が悪さが目立つようになります

問題生徒は人間関係力が低いから問題を起こすわけで、それを止める人間もいないし、人間関係力が全員低いと、もうどうしようもないんですよね
暴走が起きる
暴走が起きれば、対処していくしかないのだが、問題生徒たちは言い逃ればかりをするし、被害に遭っている生徒は自分なりの意見をなかなか表明してくれないから、物事がどんどんうやむやになって、道徳規範や正義が揺らいでしまう
ここに発達障害の生徒がいればパニックが頻発するようになり、収拾がつかなくなる
地獄である
問題生徒の集団がクラスで覇権を握ることになるとしんどいだけになって得るものがなくなる
学校祭などでは問題生徒は自分たちが動こうとせず、いいとこ取りだけをしようとするし、問題生徒が関わると問題しか起こさないので、行事が円滑に、生産的に進まなくなる
結局、問題生徒をいかに封じ込めるかであって、そのために一致団結をする人間関係力が必要になる
でも、それができないような生徒ばかりが集まっていると烏合の衆であり、苦しい・・・
本当に苦しい
こういうときには、証拠に基づいた正義の指導と、精神的に成長を待つ姿勢が必要です



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