私立高校において進路指導は大事なもので、「手厚い指導」を期待されるし、「国公立の合格者数」というウリもつくらないといけない
経営戦略というものがあり、生徒募集がすべてであるわけです
そんな中で、1・2年生の担任をしているときに進路指導が入る、つまり自分の学年ではない生徒の進路指導をたくさん抱えるとしんどいものです
そのしんどさの大きな部分は、3年生は進路という重しがあるから問題行動を起こさないが、1・2年生は起こすということ
つまり、いつ突発的な生徒指導イベントが発生するかわからないのです
発生したら最優先での対応が基本ですから、面談の約束が潰れることになり、その調整が考える手間や他の部分に移動させようとすると、そこでのバッティングが発生することもあります
この作業が面倒

進路って出願や試験などの締め切りがあるもので、生徒が活発に動き出すのは締め切りが迫ってからです
いくら生徒指導があるといっても、進路指導も締め切りがあるのだから一定数の指導は必要になる
まさに板挟み
私は過去に6人抱えていたことがあり、本当に地獄のような日々でした
妙なやる気を出して軽請け合いをしたのです
夏休みはゆとりがあるので生徒はゆったりとしたペースで、時に音信不通になりながらやっていきますが、志望理由書の締め切りが近づいてくると、指導の頻度が増えていき、それだけで毎日2時間以上の残業が増える結果となりました
そのきちきちな状態で、生徒指導が入って地獄を見ました
ですので、やはりこの状況はおかしいわけで、その反省から生徒を引き受けても1人か2人に制限しています
3学年からすると迷惑な話かもしれませんが、代わりに生徒指導をしてくれるわけでもないですからね
こういうのは副担任がやるべきです



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