毎年繰り返される光景ではありますが、進路指導でトラブルが起こります
正直、これほどバカみたいなことはありません
なぜなら、生徒自身の進路であって、私はそもそも関係なくて、そのことで生徒自身が自分の責任で頑張るべきだから、根本的に「先生が悪い」となるのはおかしいのです
おかしい、というのは、「あなたの関わり方がまずい」という意味でもあります
といいつつ、私もトラブルに巻き込まれた経験者です
さて、どんなトラブルが多いでしょうか
4つあげてみます
1つ目は、「制度をきちんと説明されていなかった」という不平等によるものです
例えば「指定校推薦を取った生徒が、総合型選抜はどこを受けていいかの規定」のようなものです
このときに「○○は受けてもいいが、△△はだめ」満たない形が存在することがあります

これは大きな問題になるので、確認と理解をしていない教員側の問題となります
校内規定を違反することはあってはならないし、その理解が及ばなかったことは組織的な責任があります
とにかく、進路や学年主任に確認しましょう
2つ目は、「進路指導が厳しすぎる」です
進路指導をお願いされたからこちらはそれに応えようとおもってやるわけですが、生徒はその厳しさを期待していなかったということ
また、この指導過程なのかで、不適切な表現をすることがあり、それも問題になることもあります
厳しい指導はどのレベルかによりますが、保護者が出てくると本当にめんどくさいことになりますし、生徒が不登校になることや、受験校を変えることもあります
ですので、生徒のレベルをみて優しい対応をすることと、何よりも大事なのは「生徒ができるレベルで、生徒の責任でさせる」というだけ
ついつい未熟な生徒の意見よりも、あなたが考えたことの方が良いわけですから、それをおしつけたくなるし、そのレベルまで来てほしくなりますが、そこまでいかないのですから、放置して生徒が到達できるレベルで完成でいいのです

3つ目は、「君のレベルでは受からない」と合否を勝手に判断してしまうときです
進路指導は偏差値を見ながら判断でありますが、平均以下の高校の場合、ろくに模試を受けませんし、受け手も30台がほとんどであり、40台前半なんてあれば奇跡です
こんな状態なので、県内私立大学の合否なんて判定できないし、さらには総合型選抜など学力を問わない受験ではまったく読めないのです
今ままでの経験からつい「君は難しいからやめたほうがいい」みたいなことを言ってしまう
でも、受けてみないとわからないのです
だから、受けさせるべきであって、生徒は可能性という安易な言葉が大好きですから、先生に可能性を潰された=本当は合格だったのにと恨み節になります
4つ目は、書類不備です
教員の責任ですから、なんとも言い様がありませんが、生徒から説明されている内容が全然違ったということはよくあります
また受験校が多岐にわたるので、どのような書類が必要かわからなくなります
ので、とにかく生徒に自分で必要書類をリストアップすること、出願は自分の責任であること、はいっておいて、定期面談時に募集要項とともに確認する癖をつける必要があります
という感じで、進路指導は将来を決める大きなものであり、ミスがあったらこちらの責任ってなりますから、細心の注意と、生徒にのめり込まないようにしましょう
コメント