教室の汚れってどれだけ気にしていますか?

教育の難しいところは原因と結果がわからないところです
ある学級が荒れているのはその担任のせいなのか、生徒のせいなのか
あの生徒が辞めたのは、担任が違ったら結果が違ったのが

比較検証ができないのでなんともいえません
だから、考えても無駄というもの

とはいえ、担任の差だろうと思うことはたくさんあります
授業やテスト監督で学級にいったときに、汚い教室があります
汚い教室の生徒は心が汚いと決めつけたくはないが、いい加減な部分が目立つように思います

私は細部が大事と考えていて、学級の細部って何かと言えば、生徒がきちんと席に座っていて授業を受けたらいいというのが大きな部分であって、細部は教室がきれいかといったことになります
ここの部分はどうでもいいって言えば確かにどうでもいいんだけど、足下に髪の毛がたくさん落ちているような状況で生活するって嫌じゃないですか?

私がみて嫌ということは、そこで生活している生徒も嫌なのではないかと思うし、髪の毛が落ちいていることが普通の感覚であれば、クラスの生徒全員がおかしな感覚で生活していると私は思います
つまり、床の汚れや整理整頓されていない教室環境で、生徒の価値観にどのような影響が起きるかです

普通に考えて、生徒は整理整頓をしないようになるでしょうし、掃除もいい加減にするようになるでしょう
担任がきれいにする意識が足りないから、掃除の指導もいい加減になることもプラスされます
いい加減で良いという感覚で、生徒がどんどん怠惰な方向に流されやすくなります

そうやって、実のところ、徐々に価値観は侵食されていき、それが徐々に生活様式に取り入れられていき、生徒の心をむしばんでいっているわけです
当たり前が当たり前ではなくなっていって、他の教師が言うことが徐々に通じなくなっていく
そんな感じかなと思います

私が考えすぎなのかもしれませんが

何を普通にするのか、それって教師の感覚であって、床をきれいに保つのがおかしいと言われるとそれ以上のことはを言いづらくはなります
人権意識もそうで、どこまで気にしていくかで教室の常識も変わってくるわけです
こうした部分がどれだけ差が出るのかわかりませんが、「当たり前」という部分は非常に大事と私は考えています

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