探究やクラス独自の宿題でしない生徒が出てきます
これは成績には入らないけど、生徒の力を伸ばすためには生徒にはやってほしい、そんな意味合いのもの
進路指導なんてそんなことばかり
そうした課題をやらせきることがベテランの私でも正直難しい
この辺は学力層次第だけど、私のクラスでは無理
というのは、殆どの生徒は問題ないのですが、数人以上は必ずやる気がなく足を引っ張る生徒が入っているもので、こうした生徒はだめ
私は担任としてなんとく「全員をやらせきる」ためにそうした生徒に声掛けをしてなんとか残してやらせきるようにしてきました
それでもきつくなってくる
生徒は4月からどんどんやる気が下がり、地が出てくるので最初のうちは我慢できたものができなくなる

やる気がないのに課題をしないといけない状態なわけで、生徒は逃げるようになる
「今日は残れよ」と声をかけても逃げる
次の日も同じような展開になり、無理やり残して私も付き合う羽目になる
付き合って残っているとその生徒が自主的にやるわけじゃないから、私が手取り足取り教えながら労力をかけることになる
そうやって宿題が終わったとしても次の週に同じように宿題が出ると、まず残らせるまでに数日かかり、残らせたら私の労力がかかる
こうした生徒は他のことでも居残りが発生するので、いろんなことで手が回らなくなるし、私自身も放課後は暇ではないから、いろんなことがうやむやになってくる
「なんなんだ・・・この地獄のような日々は」と悩みました
そもそもやる気がない生徒にわざわざやらせるという意味がないことをやっているし、その生徒はいやいややっているから、同じことをさせても何も覚えてないんですよね
全く意味がない

気づきました
そう、意味がないんです
私には進路指導を見ている3年生やクラブの生徒がいるのでそちらに時間をかければ良くて、その生徒を見捨てるというか、やる気が出るまで放置しておけばいいんですね
担任としては「全員やらせる切る美学」があるけど、それってただのきれいごとであって、どうでもいいんですよね
だって、やる気がないんだから
そうした生徒にコストを掛けることが全くの無駄だと気づいて、私は気持ちが救われました
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