私立高校の働き方モデルはそのうち崩壊する

働き方改革と少子化によって現在の私立高校の働き方モデルは崩壊するように思っています
というのは、私立高校は生徒募集がうまくいかないと破綻するからです
そのための魅力として、ブラック残業の代名詞のクラブがあります

話を整理していくと、少子化によって生徒募集はどんどん苦しくなっていき、年を取るごとに適切な規模に高校が縮小していく必要があります
生徒が減っていくということは私立が稼げなくなっていくということです

そのために私立は「魅力」を増やして差別化して人気を博し、生き残っていく必要があります
選ばれる私立校にならないといけない
安直な答えは、クラブ活動になります

というのは、働き方改革が進んでいく世の中ですから、そのうち公立高校のクラブさえも満足に活動できない状況か、外部委託になっていくことでしょう
そうなると、クラブを熱心にやりたい場合には私学という選択肢が出てきます
私学はクラブという受け皿を用意し力を入れざるを得なくなる

ただ、クラブはブラック残業で成り立っているので、教員を疲弊させるだけである
クラブのせいで毎日残業2時間が乗ってくる教員は多いし、土日もない教員はある程度います
その先生方の犠牲の上でクラブは成り立っている

今の若い人たちは残業をしたくないし、クラブ指導なんてしたくないと思っているから、そういう私立は敬遠されるようになって、クラブ指導をしてブラック残業をしたい人だけを募集せざるを得ない状況になるかもしれません
人材が確保しづらい状況が生まれてくるということ

フレックスタイムを導入するなど私立も変わっていかざるを得ないでしょう
でも、クラブは残していく必要があり、難しい舵取りをすることになります
その一方で、クラブしたくない教員たちは定時退勤を目指していき、校内では不和が生まれる可能性が高くなります

クラブという犠牲に対して、私立は残念ながら手当はほぼなく「やりがいが報酬」という状況ですから、これも危ないわけです
今までは許されてきてブラック残業が許されなくなる社会になるでしょうから、このマネジメント大変でしょう

授業料のようにクラブ費を取って教員の手当に回すことになれば、生徒が敬遠することも予測されますので、私立はまずはブラック残業の問題をどうやって片付けていくかです
といいながら、少子化は進行していくので募集もしないといけないわけです
この部分を経営陣がきちんと考えて新しい策を出していけるかどうか次第

生徒募集が上手くいかなくなると給料も下がってくるでしょうし、リストラもあるでしょう
それとともに、正規採用も減っていき、臨時採用の教員が増えることになって、私立で働くことがどんどん難しい状況になるかもしれません
と考えると、これからの就職先で私立高校を選ぶのはかなり困難な道といえそうです

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