担任として大事にしたいのは、行事で裏方などの縁の下の力持ちとして働いてくれる生徒です
最近書いた文化祭関係の記事では、注目するべきはおとなしい生徒たち
なぜなら、こうした生徒たちは係の仕事をきちんとやるなど、責任をきちんと果たしてくれるからです
この生徒は伸びます
担任をしていると、パリピと問題生徒に目がいき、普段問題を一切起こさず、というか3年間起こさずに何も主張もせずに卒業していくその他大勢のおとなしい生徒たちを放置しがちです
彼らはある意味で自立しているから手がかからないのです
これって危険な考え方です
パリピはよく目立つし、教室内の権力を握っているので、担任としては大事にしないといけない気持ちやパリピと話していると楽しいから、つい話しかけるみたいな流れができやすい
担任がそうやって関わり方に濃淡をつけ始めると、おとなしい生徒たちのことを放置しがちなる
もちろん、その心理はよくわかるし、おとなしい人たちはこちらにきちんと話題提供をしてよといいたくなる

学級が成り立つのは多くの生徒たちが授業をきちんと受ける雰囲気を作ってくれているからで、それはおとなしい生徒たちのおかげでもある
そうした功労者たちをねぎらってやる必要があるし、そうした生徒たちは思わぬポテンシャルを秘めているので、ここから人材発掘を行うべきとも考える
その絶好の機会が文化祭で、企画を進めていくときに中心メンバーとして多数入ってもらう
企画を進めるのは私としては楽しい作業ではあるのだが、「時間がかかる」「粘り強くやる必要がある」「雑用」みたいな雰囲気を敏感に感じ取ってしまうパリピや問題生徒には刺さらないから手伝わない
ただ、こうした地道な作業があってこそ企画は完成する
勉強もそうで華やかな成績や偏差値を取る陰には、普段からの努力があるわけですよ
パリピや問題生徒は、自分たちの権力や目立つことしか考えていないので、陰になっているこうした部分が見えないし、努力もせずに「ノリ」だけでなんとかしようとしてしまう
裏方とはその陰であり、地道な努力である
これができる生徒は伸びるのは、努力を積み重ねられるから
文化祭は生徒の成長のチャンスである
それをどうやって取り組むかで今後が変わる
また、どうやって関わるかで結局、生徒の本性も見えてくる
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