目立たない生徒の才能をどうやって発掘するか

クラスにいる目立たない生徒、クラブにいる目立たない生徒、こういう生徒たちは教師からするとなかなか覚えられない部類
逆に問題ばかり起こす生徒や優秀な生徒はすぐに覚える
単純にエピソード記憶になるかどうかです

そういった目立たない生徒というのは、教師から注目を浴びないし、なんの才能もないように思われがち
そうした生徒一人ひとりに保護者がいて、保護者からしたら特別な存在であるのを忘れてはいけない
けれど、教員が同時に見れる生徒ってのは限られているので、目立たない手のかからない生徒というのは放置されがち

何が言いたいかというと、そんな目立たない生徒たちも注目するべき才能があり、その一つがコツコツ努力する才能である
目立たない=努力している、では当然ないけれど、目立たないけれど本人がやっている努力はかならずあるはず
目立たたない=役に立たない、これってけっこうあるので、こうした「人材」をいかに発掘するかが実は学級経営のポイントだったりする

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担任としては、ついつい問題を起こして目立つ生徒を抑えるために、あえて要職につけて面倒を見たりするわけだけど、その場合には目立つかどうかが抜擢基準となる
こういう力技は体育会系の人に多いように思う
目立たない生徒は一生日の目を浴びない可能性が高くなる

だとしても、生徒内には力関係があるので目立たない生徒を抜擢するわけにもいかないし、そういう生徒は望んでいない
私が大事だと思うのは、当たり前だけど一人ひとりを大事にする、安心安全な文化
全生徒が「このクラスのためなら」と思って何かをしようと思えるかどうか

理想論かもしれないけど、そう考えていかないとそもそもうまくいかないと思う
問題生徒を抑えるために抜擢するだけでOKにするのは、学級経営を単純化しているわけです
問題生徒を登用したあとに、目立たない生徒を抜擢する方法を考えていく、ここまで考えるべきである

そして、目立たない生徒が勇気を持てるかどうかは、やはり担任との信頼関係であるので、話しかけて人間関係を築いていく
目立つ生徒ばかり相手にしていると、目立たない生徒は何もしてくれないのである
結局、担任は受け持ちの生徒全員を大事にすることが求められているってこと

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