文化祭はおとなしい生徒たちをどれだけ巻き込めるか

人間にはいろいろなタイプがいて、それは学級でも同じで、目立ちたい、おとなしくしていたいなど様々
そういった人間模様がくっきりと出るのが行事で、文化祭は担任としては正直やりたくない行事です
でも、その行事が中学生に格好のアピールになるのでやめるわけにはいかない

文化祭のクラス企画を決めるときには目立ちたがり屋たち(以下、パリピ)が「これがいい!」とかノリで決めようとする
担任としては企画が決まらないと何も始まらないので、企画が進むことはいいことである
しかし、そうやってノリで決めた企画に関してパリピは全く手伝わないのが、結構デフォルトなのではと考えてしまう

このへんは男女の構成比や力関係のある部分かなと思いますが、女子が決めたら女子は手伝ってくれますが、パリピが男子の場合、野球部などの運動部であることが多く、手伝いません
うちの場合では、平均以下の学校ですから運動部がパリピとなって決めていくのに、その後はほぼ手伝わない

企画が決まった後に、出てくる作業はどうやって形にするかであって、ここが一番しんどいわけです
「これがやりたい!」といったメンバーは何もしませんから、そもそもやりたいと思っていなかったメンバーがほとんどのケースもある
その中から、結局は、実行委員を募って企画を煮詰めていくことになる

私の考えでは、ここにどれだけおとなしい生徒たちを巻き込めるかである
おとなしい生徒たちは、実は学級での活躍の場がほとんどない
普段はパリピが威張っているから、出る杭となって打たれたくはないから、隅で細々している

それが悪いわけじゃないけど、クラスは全員にてクラスであって文化祭ではおとなしく過ごしている生徒たちに活躍してほしいし、そういった生徒たちの良さをもっと前面に出したい
これが私の考えているところ

文化委員などが「パリピを仲間にしたい」みたいなことを言うことがよくある
このパリピたちが協力的ならそもそも今いるはずなんだよね
それがいないのなら、パリピたちはそもそもやる気がないし、パリピはいい加減な人種たちで彼らが考えているところは「楽していいところだけを持って行きたい」だけ

だから、決めるときには決めて威張れたらそれでOKなところはある
このへんはパリピたちの人格によるところではあるが、普段からクラスを引っ張って、なおかつ行事も積極的って、それってリーダーだらけのクラスじゃん・・・
そんなことって進学校しかありえないでしょう

ですので、パリピを頼るのは間違っていると思うし、パリピがいると作業が進まないと思う
ので、頼るべきはおとなしい生徒たち
1人ずつ声を丁寧にかけていって仲間を増やしていく
結局は、学級って数だから、ある程度の人数を捕まえることができたら、それが世論となるのである

おとなしい生徒たちが中心で始まった企画なら、彼らも活躍の場があるし、自信にもなるし、なにより彼らは頼りになる
だから、声をかけるし、頼りにする
それって、普段から係の仕事を一生懸命やる姿でわかっていることでしょう?

つまりは、普段からきちんとやってくれる生徒たちを中心メンバーに据えてやっていくべきってことなんです

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