いつまでたっても志望理由書は仕上がらない理由

志望理由書の指導をやってきていますが、生徒はなかなか完成させることができません
生徒自身はそもそもメタ認知ができるわけでもないので、現在書いているものが「なぜいけないのか」を根本的に理解できないのがあると思います
ので、教師から言われることをそのまま鵜呑みにするので、編集方針はないままです

また、その一方でこだわり続けるがために完成しないものもあります
「どうしてもこの表現を入れたい」というものです
でも、この表現は大学と合っていない、学部と合っていないので、却下となるのですが、そのことをどうしても受け入れないわけですね

こだわりを持つのはいいこともかもしれないが、そもそも方向性があっていないのでただ単に暴走しているだけ
というか、そういう思いを持っているのに、その学科を受けること自体が間違っているので、学科を変えた方がいいわけです
となるのですが、そもそも論で言えば「その表現に酔っているだけ」で、ただかっこつけて言いたいだけのことで、学科に合っているとかどうでも良かったりもします

つまりは、ナルシスト的文章を「言いたい」だけで、「その学科に行きたい」と両立できると思っている稚拙な考え方をしている
考えてみると、そもそもその学科の魅力さえ理解していないので、学科と合っているかどうかもまったく関係なく、イメージで選んでいるだけですから、好き勝手なことをしているのです
自分が合っていない学科を選択していることも理解できないから、ナルシスト的文章を使っていること自体も「合っている」と思い込んでいる

ここまでくるともう修正不可です
が、指導している側としては「まずいものはまずい」とやらないといけないし、担任から預かっている場合はなおさらです

ナル文章を採用したいならそれに合わせて書けといってもそれは違うようです・・・
と進路指導とは非常に面倒だなと思うとともに、こうやって関わりを作った前提を変えていかないとなと思います
文章のサポートをするだけということで、深く関わりすぎると合格がちらついてくるので、そこを考えすぎると文章を構成をどうやって変更するかになって、トラブルの元になりますので

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