校則違反というのは小さい部分から起きてきます
化粧禁止でも、ファンデーションをちょっとだけのような形で軽微なものから起こります
それが市民権を得ると少しずつ侵略を続けていく形で、生徒の中で「許されるライン」の校則違反を繰り返すようになります
問題生徒が起こす問題でたちが悪いのは、軽微な問題行動
授業妨害もひどいレベルなら一気に指導を入れますが、我慢できる程度のものをちょこちょこと起こす
隠語を使ってクラスメイトをけなすなど、微妙なものをせめてくるケースです
結局、問題なのは「他人の迷惑になっている」「他人の権利を侵害している」ことであって、それを改善させる必要があります
ただ、「あのくらいでなんで言われるのか?」という反論がついて回ってくるのがこうしたケースでは起きてきます
ちょこちょこある、目立たない、となると閾値はどこだってなるわけです

学級内の生徒にしても同じで「不快」と感じるけど、どこまで我慢できるか、つまりは訴えるかは本当に微妙な問題になり、教師の耳に入ってこない率が高くなります
そういうことがクラスにおいては、ダメージになっていきます
こういうことをする生徒たちは、悪意を持ってやっていて、楽しんでいます
決して許すことはできない
そういうタイプの問題です
解決するにはどうするかというと、1つ1つの情報を集めていき、事実を積み上げて逃げ道がないようにやっていかないといけません
事実より重いものはない、これは教師の鉄則です
言い逃れできないような状況を作って理詰めをする
そうやって生徒指導をしたとしても、結局、こうしたゆがんだ生徒たちがまともになるかというと別問題ではあります



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