提出物の締切に間に合わない生徒がいかに多いか
単純に答えを移すだけならまだしも、探究結果などの手間がかかるものでは一気に増える
最近の生徒たちは締切という概念が変わったのではないかとさえ思う
よく考えてみたら、見通しが甘いのである
締切が5日後なら、浅はかな生徒たちは「当日の朝に答えを写せばいい」と判断するか、当日みんなの動きを見て思い出すかどちらか
まだマシな生徒は前日にやろうとする
そうするとどうなるか?
予想もしないことが起きて提出物が完成しなくなる
予想以上に時間がかかる、実験をしないといけない、ものが足りないなど、自分ができると確信していたが能力がそもそも足りないなど想定外がある
それは前倒しでやっていたら先にわかっていたことで、それをしていないからできず、締め切り直前にやるからできない

先の見通しがないからである
自分への見積もりが甘いからである
ただ、これは生徒だけの特性にあらずで、実際のところ多くの教師にも当てはまる
先のことを考えずに、直前になってやろうとするから、無理な残業をして出来の悪いものを作る
教師はブラック残業という無敵の必殺技があるからいいのですが・・・
そして、この見通しのない教師に先のことや、プロジェクトのアイデアの話をすると何も考えてくれないのです
なぜか?
締切がまだ先だから、あとのばしにするのである

先にアイデアを固めておけば、あとの作業が楽になるとわかっているにそれをしないのです
締切が迫らないとやらない、できない、先のことは考えられない
これって結局、その人の実力に比例するのだなと考えるわけです
生徒は学力が低い生徒ほどその場限りで生きているのと同じ
教師も同じで、見通しがない教師ほど力がないと言えます
そして、そういう人ばかりというのが悲しいことです
ですから、場当たり的な対応が横行するようになります
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