国公立大学に合格するのは簡単なことだけど、その簡単なことができないのが生徒の実力がないってこと

高校においては生徒を国公立大学に合格させることはとても重要な目標です
近年の少子化と総合型・学校推薦型の枠の拡大によって、その合格はかなり簡単になってきました
今まではセンター試験というどうやっても時間と学力が必要なテストを受けなくても合格を出るようになったからです

センター試験・共通テストは、本当に学力が問われます
センター試験は意味ないなんて世間は言いましたが、あれって地方私大に行くしかない生徒にとっては本当に大きな壁で、基本的な学力があるかどうかの分水嶺の働きをしていましたので、効果があったのです
現在の共通テストは、実力がある生徒しか受けるべきではないと教えてくれます

さて、総合型などで国公立大学に入りやすくなりましたが、それでも合格がなかなか出ないのが現状です
どうしてかというと、生徒が準備をしないからです
試験ですから、何が出題されるか、何の準備をするべきかは見たら書いてありますが、その準備を全くしないのです

The sun is setting over a lake with mountains in the background

活動実績報告書があるのはわかっているなら、書ける内容を作り出すように活動するのが必要です
わかりきった話ですよね?

でも、生徒は何もしないのです
では、何をするのか?

それは、何もせずにどうやったらすごい活動をしてきたかのように見せられるように書けるかにチャレンジするのです
まあ、何もしないからそうするしかないのですが、これってすぐに何もしていないってわかりますよね
傾向と対策ができないのです

これが学力が低いってことなんでしょうね
傾向を分析できない
それに向かって努力できない
いや、そもそも問われていることの意味がわからないのだろうと思います

A view of the night sky with the milky in the background

活動実績報告書なんてものも100必要だとしたら、その生徒は10くらいに見積もっていて、工夫して書いたら10は余裕と思っているのではないかなと思います
仮に6くらいの出来だとしたら生徒からすると6割の出来ですが、本当は100なので6%の出来です
そんな感じで、実力がない分、相手の実力が見えない、つまり井の中の蛙になっているということ

仮に生徒に「この本を読みなさい」と親切に渡したとしても、読みませんしね
自分の進路だろって言いたいですが、自分の進路のために本なんて読みたくないのが答え,手取り足取り介護しないと無理なのですよね・・・
ですので、実は良い担任とは手取り足取りの介護ができる人だったりします

これでまた残業が増えるってことになります

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