学生から教師になった1年目
私は見事、運動部の顧問をいただきました
もちろんのこと、運動部と縁のない人生を歩んできました
今も若いと自分では思っていますが、あの頃はもっとはるかに若かったし、何事でも頑張る気力や疑わない気持ちもあった
すぐに乗せられて頑張ろうと思えた
まさに輝いていた
4月の最初の土曜日
もう1人のメイン顧問Aからクラブがあると聞かされて、休日出勤
で、よくわからないが「アップだけは一緒にやったら?」と言われて、急に参加

生徒たちは今まで活動してきているから当然体力もある
私はまったくない、運動なんてしたこともない、アルバイトしかしたことがない
当然、最初のダッシュメニューももう死にかけ
全くついていけないし、アップの途中で立ち上がれなくなる情けなさ
生徒からは失笑
当然ですね、新しい顧問が来て、まとも指導もできなへなちょこなんですから
顧問Aは大笑いし、「体力をつけないとね」と言われる
これが私の最初のクラブデビュー
あなたはこの話を聞いたらなんと思うだろうか?

今の私なら、相方の顧問Aからのパワハラを疑う
生徒のアップに何もしていない教師がついていけるわけないし、それを半強制的にさせること、生徒の前で辱めること、こうしたことを平気でする感覚がやばい
ただ、この時代ってパワハラなんて言葉がなかったし、面倒なことは若手がやれという時代でした
それに学校に若手と言ったら20代の教師は非常勤の除けば同期採用の教師以外いない、競争倍率がとても高い時代でした
同期には10年受けてようやく受かったという人もいました
昔は良かったという教師はいますが、このときの教師も昔は良かったといっていました
今でも低い教師の人権がさらに低い時代、それが私の教師採用された時代でした
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