高校で教えていると入試の関係もありコースごとに学力が違います
当然のように生徒の人間性も違い、それは学力に比例しています
こういうことを書くと「偏見だ!」と言われそうですが、教育現場の真実であるようにも思います
低学力のコースはいわゆる「クラブがしたいから来た」「特に目的もなく来た」「勉強する気なんてない」という生徒がほとんどです
勉強をしないだけならいいですが、それに比例して人間性まで低いのですから、問題ばかりがおきます
学力と人間性が比例しているのか不思議で仕方ないですが、考えてみれば納得する部分もあります

学力も人間性も「人から学ぶ」という側面があり、低学力の人たちは人の話を聞かないとか、受け入れない、落ち着いて話を聞けないなど、学びに対して否定的な側面が強くあると考えると、必要なことを学んでこなかっただけと言えます
事実、学級崩壊を繰り返してきた学年は学力が低く、学ぶ力が弱いです
そうして学ぶ習慣がないまま大きくなれば、「なんだ、このままでもいいじゃん。面倒なことやらなくて良くない?」ってなって、今に至るかもしれません
ので、学力が低いクラスでは常に生徒指導もしつつ授業を展開することになります
学力が高いクラスで、なぜかそれに見合わない学力の生徒が入っていることもあり、その生徒は勉強ができないストレスもあるのか、やはり人間性に問題があるケースが多いです
この学力が高いクラスが問題ないかといえば、学力が高い生徒は違う意味でひねくれていることも多いのも事実

人間性は高いけれど、理解力があるがゆえに矛盾点をつくとか、意味があるないとかいった意味において文句をつけるなど、特有の癖があります
こちらは理詰めで対抗することが必要になるなど、厄介ではあります
とはいえ、ルールの理解はあるので大きな問題は起こしませんが、性格に難があるケースもあり、まとまりにかけることもあります
どちらにせよ、集団にすると2:6:2のように分かれていくので、そこで大なり小なりの問題を起きるのが現実ですが、起きる問題のレベルが違うということで、低学力クラスのほうがより暴力的で威圧的な形になり、私はこちらが厄介です
ので、生徒の集団によってこうした対応や指導技術が必要になります
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