しっかりした生徒は扱いが難しい

「しっかりしている生徒だな」と思うことがありますが、このしっかりしたというのが結構要注意です
しっかりしているということは、まともに行動ができるという意味であるとともに、自分の意見をしっかりともっているということでもあります

教師はしっかりした生徒にいろんなことを頼むし、時には無茶振りもしてしまう
その生徒が快く引き受けてくれるし、きちんとした成果を出してくれるからだ
だからしっかりした生徒ではある

この生徒もそうやって優等生の顔を見せているときはいいが、やはり人間であり、子どもである
不平不満は溜まるし、機嫌が悪いときもあるし、こちらの意見に納得しないときもある
しっかりしているだけに不平不満もしっかりしているわけ

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つまり、しっかりした生徒は「優秀な部下」であるわけで、優秀な部下は優秀な上司を求めているってことで、実は「あなたが試されている」
怖い存在である

ところで、学年主任や管理職は優秀と感じますか?
あなたは「しっかりした生徒」の立ち位置でもあるわけで、あなたから見える景色がその生徒の見える景色です
優秀な生徒を使いこなせないことが問題であるし、きちんとした教育ができなければ不平不満になり、何かの拍子に爆発することもある

私はこの考えに至ったときに、心底怖いと思いましたよ

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じゃあ、どうしたらいいの?
答えは「あるがままに振る舞う」ってことだと思うんですよね
優秀でない人は優秀なふりをしなくていい

それを生徒に受け入れてもらえばいいし、生徒もある意味でそういうあなたを認めて尊敬してくれるでしょう
そしてあなたは生徒にきちんと感謝を伝えればよくて、決して当たり前だと思ったらいけません
普通のことを普通にする、それを徹底すればいいだけなのです

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