生徒が練習試合ばかりをしたがるけど、一理ある

運動部の顧問をしていたときには、生徒はしきりに練習試合を熱望していました
顧問からすると練習試合というのは、練習でやったことを試す場であって、そもそも普段の練習を真面目にやっていない君たちがするものではないと
弱いクラブだったので生徒にそれがわかるはずもなく

ただただ、普段の練習に飽きて刺激を求めていたわけです
練習はパート練というか、ある場面を想定して行うわけですが、生徒はそこまで熱心にやらない
それが弱いクラブであり、指導が下手な顧問ということです

顧問が真剣に練習しないと練習試合をしないと考えれば考えるほど、練習試合をしなくなるし、生徒は練習試合がないとどんどん練習がマンネリになる
悪循環に陥る

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私が初任者のときに組んだ顧問Aがまさしくこのタイプだった
支配型のタイプであったが、その競技の力量は低く、アンバランスだった
生徒を支配下におきたいが、専門のスキルが圧倒的に不足していたが、顧問は練習試合をする価値がないと考えていて、どうなるかというと、生徒の不満が違うところで爆発する

この辺の悪循環を顧問は理解しておらず、私は副顧問の位置づけて残念に見ていた
顧問は支配型で私の言うことに一切は耳を傾けないし、プライドがものすごく高かった

まあ、この悪循環はなかなか解消されず、結局、初任者の私が動くようになって、練習試合にこぎつけるようになった
練習試合はひどい内容だったけど、生徒たちは満足しました
ガス抜きの意味もあるけど、あのチーム勝ちたいという目標設定も出来た

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だもんで,いくら生徒がだめでも練習試合を組んであげる必要がある
そしてその練習試合を行って、課題を見つけるチャンスを与えるのである
すべてを教師が与えられるわけもないので、場所を変えることで与えるのです

顧問に練習試合を組みたいといったときにはいい顔をされませんでしたが、自分でおかしいと思うことを放置しておくのはやはりだめです
実際に練習試合を組むことでいい効果が生まれました
ただ、メインは顧問Aであって、Aの行動全てに影響を与えることは不可能ですから、生徒に不平不満が溜まる構図はやはり変えることは出来ません

顧問Aは少なくとも顧問としての能力は低かったので、上司が無能だと部員が困るのです

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