中学校でも高校でも男子生徒はお年頃で、卑猥なことを話したいようです
私が今の勤務校にきたときには、槍玉に上げるようで申しけわないが、野球部がひどかった
口を開けば卑猥なことしか言わないような文化があった
それが校外で自分たちの集まりの場であるなら、幾ら話してもいいのだが、教室内で話されると指導対象である
そもそもなぜ指導対象なのだろうか?
・・・
・・・
・・・

聞いて嫌な思いをする人がいるからである
いわゆるセクハラ案件であるので、大人だけではなく生徒でも許されることではない
では、生徒はなぜ卑猥な話をするのだろうか?
考えたことはありますか?
・・・
・・・
・・・
私の結論は「学校生活がつまらないから」である
学校に居場所が見つからない、ストレスが溜まるから
そういう生徒たちを思い出したら、該当しませんか?
野球部たちのことでいえば、監督との軋轢があり相当にストレスが溜まっていた
また授業内でそういう話をする生徒は、授業についていけない、授業で相手にされていないことが多い
彼らにとっては現実から逃げる手段でもあり、卑猥な話をすることで周囲からの注目を浴びたいし、そういう話をすることで自分の立場を上げたいと考えていると思われる

ストレスの発散行為はいろいろあって、その一つが嫌がらせである
そう考えると卑猥な話をするのも結局はストレスであるわけで、健全な状況にないということ
ソーシャルスキルが足りていない生徒だから起きることでもあり、そうしたスキルの向上と教室内での居場所の確保が必要になる
だから、その行為だけに注目して指導をすることは根本的な解決にはならないのが私の立場
何気ない話をしっかり聞くなどして、もっとそうした生徒たちに注目してあげないといけない
教師というのは、自分と波長が合うとか、優等生ばかりに目がいくからである
こうしたものも生徒が発信しているSOSなのである
コメント