教師業は多忙で日々のルーティンをさっさと終わらせたいと常に思っています
ですので、朝と帰りのSHRなんてなければいいし、あってもさっと終わらせて教室を締めてしまいたい
それが教師の本音でしょう
その一方で、朝と帰りに教室に上がるということは、貴重な情報収集の時間になります
特に教室の空気感を毎日敏感にチェックをするべきですし、ちょっと早めに行って休憩中の様子を見ておくことも大事です
ここで違和感があると学級に問題が起きている可能性が高い
私はこう考えて行動するわけですが、そう考えない教師のほうが現状は多いのがうちの実態です
つまり、日々のルーティンをこなすだけであって、目に見える火事があるかどうかだけを気にしているのです
嫌がらせの多くは秘匿されて、どうにもならない切羽詰まった状況まで追い込まれないと火事のように火の手は上がりません

ですので、教室での情報収集を怠れば燃え上がるまで気づかないことが当たり前になります
これほど大事だけど、なぜ見ないのだろうか?と考えてみると、残念なことにそこまでの興味がない現実があります
つまり、火の手が上がったら消火すればいいという考え方です
たしかに、高校生ですので自分のことは自分で対処しろ、変なことをすれば首にするぞ、分別はついているだろ、というのが基本スタンスとしてあるような気もしますし、教師も生徒に責任転嫁ができそうな年頃ですしね
いやー・・・そうなんだけど、自分が面倒見ているクラスでそういうことが起きていて平気なのか、と言いたい
事前に察知できないのは経営能力がないってことでもあり、自分の評価だけじゃなくて、生徒からの信頼もなくなるってことで、影響の範囲は思う以上に多いんですよね
とにかく、学級の空気感をきちんとみましょう
ここに尽きます
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