国公立大学を目指すコースで不思議なのは、いくら勉強しても実力が伸びない生徒がいるということなんですよね
他の教師からすると「そういうもの」らしい
だから、途中から「この生徒はここが限界」というのが見えるわけです
自分は勉強したら模試の点数が伸びたタイプなので、生徒のこの苦しみというか実情が信じられないのです
その教師からすると「そういうもの」らしい
つまりは伸びる生徒と伸びない生徒がいるということ
遺伝子によって学力の限界が来ていると考えると、まあ、、、納得せざるを得ないところではあります

とはいっても、模試で偏差値40前半ってね・・・さすがにおかしいでしょと思ってしまうのです
可能性としては、見ているところだけやっていて家ではやっていないとか、案外答えを写していてやった気になっているとか
疑ってしまう
例えば、定期テストで数学の点数が悪く、しかも問題集から出題されているとする
ここで疑問なのは、問題集ができるようになっていない段階でなぜ放置しているのか
ノートを見てみると、なんかやっているような雰囲気なんですよね
毎回点数が悪いのなら、もう一度解き直しをして解けるか確認すればいいだけのこと
ここを確実にやっていないんだよね
それと授業中は神妙そうな顔で話を聞いているけど、実はそこまで聞いていないし、わからないところを復習してないんだよね
とダメ出しをしても仕方ないけど、この辺ができていないから実力は伸びないんだろう

そしてそれをいってもできないのから、その生徒の限界点なのかもしれない
あと、高校の勉強が中学と違うのは「日常生活とは関係ない」ような現象ばかり取り扱うこと
小さすぎて見えない、大きすぎて考えられない、概念だけのもの、といった感じで、もう実体がつかめないものを扱っているから、中学校のように考えたらわかるじゃないんですよね
つまり、中学と高校の勉強は全く違う
中学は身近で興味が湧きやすく、意味が見出しやすい
高校はわけがわからず、意味が見いだせない
ここのギャップを乗り越えられるかどうかと、違う視点での意味を見いだせるようになることが必要なのかなと
今の子どもたちはすぐに「これやって意味がある?」と聞く
聞くのじゃなくて、自分で意味づけて考える、つまりは主体的な学びに行けるかどうか、言われてやる勉強からの卒業です
ここじゃないかな
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