生徒は利己的な生き物で、すぐに嘘をつき、ごまかし、無視して、その場をやり過ごす天才である
ひどい言い方かもしれないけど、そんなものです
この傾向については、中学校よりも高校のほうが大きいかもしれない
何かトラブルがあり生徒に話を聞いたときに、生徒が話すのは都合のいい話だけである
話が終わったあとで生徒はLINEなどで「誰がチクった?」とか「話を合わせろ」とか、「こんな話しかしていない」、果ては「あの教師はちょろい」とまで言う
残念だけど、こういうものである
生徒からすると怒られなけれはいいし、罪を断定されなければそれでいい
やり過ごせば良い
まあ、これって大人もそうじゃない?

生徒にひどいことを言ったときに「問題にならなければOK。反省しよう」なんて考えませんか?
結局、誰もがやり過ごすことを覚えていくし、いちいち問題にしたくない
大人が偉いのは、問題となったときには対処しようとするところ
生徒はそうではないから、起きた問題に関してもやり過ごそうとする
であるから、中途半端に調べても全容はわからないし、誰が悪いのかもわからないこともある
非常に残念である
物事の程度によりいじめなどの重大案件なら仕方ないが、生徒が本当の話をしないならそれでいいと私は思っている
私達は嘘を調べるのが仕事じゃないから
今ある問題を解決することであって、その問題の質による

関係ある生徒たちに警告をする形になって無罪放免ということはあるだろうけど、大事なのは「今回、話をしたという事実」であり、事実を積み上げていくことなのだから
2回目になるとどんどん言い逃れができなくなるわけですね
だから、生徒がいくらやり過ごそうと、私達にできるのは記録して置くということになり、これが最大の武器である
生徒がきちんとした話をしないのは大前提として持っておきたい
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