共通テストを受けない高校生を抱える学校の大きなテーマは、探究です
まあ、不思議なことに大学に進学したい高校生たちは、そもそも勉強したくないのです
勉強せずに大学に入りたい
そんな都合の良いことはない、と思いきや、あるんですね
少子化最高です
総合型や学校推薦型選抜を受けたらOK
高校としては生徒たちを合格させたい
でも、高校生は自分から勉強を一切しない
さて、どうするかといえば、授業で対策をするしかないが、勉強をさせると寝るので、自由な探究活動を仕組んで、大学で研究したい内容を今させるわけです

勉強はできないけど、大学の専門分野への意欲を強く、専門的なことを探究したとしたいわけ
この部分を大学は評価してくれる
基本的な考え方は筋が通っていて良いと思う
なんでもそうだけど、ここからの授業の落とし込みがまずい
「全教師ができるような内容」にするわけなので、各担任がたくさんの分野を抱え込めないし、指導できない分野は確実に存在する
そのため、授業で展開していると生徒任せのテーマになってしまう
そして、問題なのはテーマが全く持ってだめなのだ

調べたらわかるがほとんどで、そもそも探究じゃない
専門分野とはほぼ関係ない浅いテーマとか、そもそも達成できないテーマ
中にはアンケート調査に進む班があるが、アンケートの中身がぐちゃぐちゃで論点が整理できていないなど
探究になっていない
何よりも、担任が「そもそも探究を理解していない」というか、理解できない
なぜなら、大学のときにまともな卒業研究をしたこともない教師が多いから
もうね、ため息ですよ
探究の考え方はいいけど、運用する側のレベルの問題がボトルネックとなってしまっている
全校をあげてきちんとした探究運用ができる高校がこれから選ばれる学校になるでしょうね
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