授業改善の罠にかかるな

管理職も教育委員会も口を開けばバカの1つ覚えのように「授業改善」という状況に辟易している中年教師です

そもそも授業改善って必要だと考えていますか?
改善が必要ってことは、あなたは授業はそんなにひどいのですか?
まあ、確かにひどいひとはいますけど・・・

もし仮に70点とかならもういいんじゃないって思うんですよね
例えば、90点の授業をしても生徒の学力っておそらく変わらないのが現実です
なぜなら、学力は家庭学習で伸びるから、あと殆どの生徒は授業をまともに聞いていないしね

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この話を信じるなら、授業改善って一定のレベルをこなしているとあとは誤差なんです
じゃあ、なぜ管理職も教育委員会も言うのかというと、「それを言わないと教師がサボると思っているから」「授業改善をしないといけないと盲目的に信じているから」だけです
ここにコスパの考え方はなく、「教師はいくら働かせても無料で、自分は関係ないから」という考えがある

もっというと、教育委員会の人って残業代が出ているからね
教師を働かせ放題にして、自分はぬくぬく残業代で懐が温まっていく、そんな世界です

一度まともに授業ができたら、学習指導要領が変わるまではそれでいいと思うし、内容が変わらないならそのままでよい
というのは、働かせ放題になるから

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授業づくりにおいては生徒の反応を見て、概ね満足ならもう十分
それが基準
自己満足ではなく、生徒を見て判断する
ここだけは間違ってはいけない

生徒をよく見て、違和感を探し、いじめの目を摘み取ること
これができないとだめ
授業に関してもなんでもいいわけじゃなくて、生徒の反応をきちんとみて改善してある一定レベルに持っていく

あと言いたいのは、授業が全然だめなのに改善しない人がいて、これは絶対に駄目
生徒が満足できる授業水準は必要
そこまではやはりスキルを高めないとね

となると、一人前に授業ができるようになるまでは授業改善は必要ってことです
それが職業人としての教師です

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