匿名通報の世界線は、教師にとっては恐怖でしかない。無難な生き方のすすめ

内部通報がニュースになるなど、今は匿名で通報する仕組みができあがっていて良いことではあるのですが、教師の立場から言うといやあ、、、微妙だなと思うところもあります

何のことを言っているかと言うと、生徒が嫌がらせを受けたらそれを報告できるネット上の仕組みが導入されています
おそらく多くの学校で同じようなものがあると思います
いわゆる、先生に直接言いにくいことをネットに書き込むというものですね

生徒たちにも浸透し始めていて、◯◯がタバコを吸っていた、というような生徒の違法行為の投稿がはいるなどしています
そして、最近増えているのは、なんと教師の不祥事案件です
「◯◯先生がこんなことをいった」「こんなことをされた」などが手軽に書き込まれるようなってしまって、それにいちいち対応をしないといけなくなったのです

The night sky is filled with stars above a mountain range

しかも、匿名で書き込みができますから、本当かどうかはわかりませんし、どの程度の重さのことなのかもわかりません
生徒にとっては「俺になにかしたら、匿名で書くからな!」という武器になりつつあるわけです
どうも書く生徒は手軽にバンバン書くようです

導入した当時はまさかこんなことになるとは思いませんでしたよ
いつの間にか管理職が管理するようになり、管理職が影で内容について処理をしているようです
生徒から言動をチェックされて何かあれば書かれる、なんて面倒な世界になったのだろう

問題になるようなことを言わなかったらいいじゃないかと言われればそのとおりですが、正当な指導をしても逆恨みされることもあるし、ちょっとした言葉の綾もあるし
教師の仕事ってどんどん嫌な側面ばかりが拡大していきますよね

A close up of a dog on a beach

こういうことになったら、本当に無難なことをやること、つまりは失点しないことが一番大事になりますし、何より生徒と関わる時間を減らす方向で考えるべきになります
放課後はさっさと生徒を帰らせるようなことをするなど、とにかく学校の責任の範囲を減らしていくようにしていかないといけないのではないかな

今の教師に必要なのはホームランを打つ技術ではなく、エラーしない技術となります
なんだかやりにくいですが

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