伸びるためには正しい努力が必要

伸びる生徒と伸びない生徒がいます
それは「学力」だけではなく「人間力」でも
高校生の場合は、人間力の観点では「怠惰」「傲慢」が増えていきます

教師になってからずっと私の研究対象の1つはこの「伸びる生徒と伸びない生徒」です
ずっとどうしてだろうと考えてきましたし、今も考えています

その1つの結論としては、「正しい努力」ができるかがあります

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正しい努力というのは、実力が身につく正しい方法です
身も蓋もない言い方かもしれませんが、実力が身につかない生徒は「正しい努力ができていない」と言えます
これは大人でも同じ、教師として力がつかない人はそもそも努力の方向性が間違っているのです
だからうまくいかないままなのです

では正しい努力とはどんなものか
例えば、クラブでは基礎練習が大事にされています
生徒は嫌がりますが、顧問は大事だと言います
基礎練習をさぼっているが試合に勝てたとしたら、生徒は「ほら、基礎練習なんていらないんだよ」って言うかもしれませんが、ほんとうの意味で実力がついたかどうか

つまり、そのクラブで必要とされるスキルが本当に身についたかどうかは別問題で、相手が弱いからたまたま勝てただけ
そのうち、強いチームと当たれは負けてしまいます
基礎練習をきちんとやっていれば、もっと善戦できた可能性が高い

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同じ時間活動したとしても、スキルを磨く練習をやっていれば実力は高まったのに、自分のやりたいようにやってしまうからだめ
つまり、独りよがりではだめってこと

独りよがりでいいなら顧問はいりません
それと同じで勉強についても、授業をまともに受けないとか、教師がやり方を提示・アドバイスをしても受け入れなくて、自分のやりたいようにやっている生徒は努力の方向性が間違っているってこと
我々教師は、経験を積むことによってある程度正しい努力を教えられるからです

この正しい努力を実行できる生徒が伸びるわけであって、正しい努力を教えられ、生徒を信じさせられる教師が力がある教師となります

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