生徒の性格は基本的には変わりません
学校生活を送ることで、問題行動をしなくなるとか、余計なことを言わなくなるというのはありますが、根本はそう変わりません
その中で、厄介なのが「意味のわからないことを言う生徒」です
そもそもこの表現の意味がわからないわけですが、例えば、
未提出の宿題を催促すると「明日出します」と言って翌日出すのかなと思ったら出さない
それで聞くと「やっているけど家に忘れた」といい「明日出せなかったら残ってやります」という
さらに翌日、やっぱり出せないので「今日、残ってやります」というわけで、職員室で待てど暮せど出しに来ません
翌日、声を掛けると「昨日は用事があって帰りました」というのです
だったら今日残ってやれといえば・・・もうわかりますね、同じことを繰り返すのです

あなたはなぜ、残らせて見張っておかないのかと思ったでしょうけども、その生徒一人だけのために残業などしたくありませんし、無駄です
その生徒もそのことがわかっているから、残ってやる的なことを言うのですが、仮に見張っていたとしても「道具がない」「用事がある」「ここではやる気にならない」など、とにかくやらないでいい言い訳をするのです
これは一例ですが、こちらが要求した要求したものに対してきちんと答えが出せない生徒ってそこそこにいます
その生徒たちはこちらが一人ひとりの生徒にかまっておられない状況を理解しているから、その場しのぎを覚えるのです
要は、嘘つき、なんですよ

軽微な嘘なら罪はない
面倒なことはやりたくない
それだけのために、壮大に嘘を付くということ
こういう生徒は基本的には最後まで嘘をつき続けているし、保護者にも嘘を突きつけている
もしも、指導をするならすべて記録をとっておき、保護者に連絡をして一つ一つ確認するしかありません
ここまでしても言い逃れをしようとしますが、ここまでやったときには「お子さんはこうやって嘘ばかりついています」と事実を保護者に告げる必要があります
大事なのは、改善させることではなく「嘘つきの事実を通告する」ことです
いじめの指導に関してもそうです
「お子さんはいじめをしているという事実を通告する」ことが大事です
指導ではなくて、そういう記録があることを伝え、こちらがきちんと認識をしているということを確認すると、生徒も保護者もぐうの音が出なくなります
今回のような嘘つきな生徒をどこまで指導するかなのですが、嘘をついて宿題を出さない程度で自分だけの責任で収まるなら「記録するだけ」で、放置でもいいと思います
三者懇談などで伝えるくらいかな
いちいち見張って監視など時間のムダです
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