高校3年生は受験生
生徒たちの意識も変わる
・・・と思いきや、口先だけで全然変わらない
これが現実
生徒が受験ごときで変わることはない
残念な現実を例えるなら、「あー明日やります」という感じである
受験生だからというけれど、「あー、明日から受験生やります」という感じであり、「受験生だから忙しいんだよね」と言いつつ、スマホでずっと遊んでいる
高校2年間を遊んできたのだから、今更である

だもんで、受験勉強と言っても、家で何かをすることはない
するとしたら、学校で授業中や、担任から残ってやれと言われたときだけ
その程度の準備しかできないし、その程度のことで合格を出すのが私立大学である
高校教師というのは、「学力向上」か、「生活指導」かのどちらの働き方にわけられているのである
私の場合は後者であり、受験指導は生活指導の延長で「進路のために取り組もう」と声をかけて、なんとくなく書類の体裁を整える努力をして、頑張れる生徒には何度かやり直しをさせるなど育てる指導をする
これが仕事である
行ける大学・専門学校を見出し合格させる
こちらからここにいけとは絶対に言わない
やる気のない生徒でも「ここに行きたい」と自分で言わせるようにするのが仕事である
あとはできる限り、ミスマッチして進学後にやめることのないようにできることをシミュレーションさせること

ですので、やってはいけないことの典型例としては「受験生だから、これくらいできないとやばい!」と強行に出てしまうこと
今までできていたことが10なら、求めていいのはせいぜい10.5くらいじゃないかな
進路は自分のために、自分がやるものですから
「生徒の,生徒による,生徒のための受験」であって教師は関係ないのです
今まで何もやってきていないのだから、その程度のことで合格を出してくれるところしか選べません
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