教育のあり方はどんどん変化していっています
20年前は体罰はさすがにNGでしたが、暴言はたくさんありました
今は暴言はNGです(といってもあるけどね)
暴言がNGになったのは、暴言はクレームが面倒だから、これにつきます
クレームが入ると後処理が大変で、保護者対応って時間がかる、残業になるってこと
しかも、保護者って「教育者なのにありえない!」なんてことを言われまして・・・
いやいや、待て待て、その前に『学生である、お前の子どもの態度のほうがありえないだろう』ってね、言ってやりたい

教育者は人格がとても高くて、生徒一人ひとりに合わせた声掛けをして、常に思いやりがあって・・・なんてことを、保護者は言ってくるわけです
まあ、そんなわけないよね
あなたも、あなたのお子さんも、私も、教師も、ただの人間だからね、何を特別視しているんだよ
しかも、クレームに多いのは「校長を出せ!」って感じで、すぐに当事者ではなくて上に行くんですね
みなさんも「店長出せ!」ってやるやつです
いちいち面倒なことをやってきて、対処に時間がかかる
保護者のクレームの原因は「子どもが家で怒っている」ってことがほとんどで,結局は「学校の指導が悪い」となっており、子どものご機嫌を取るためのプライドのために電話をかけてくる保護者もいる
もちろん、指導が悪いこともある
けどさ、子どもが悪いことしたんだから、家でも反省させりゃいいんじゃないの?

理不尽の指導をされたとしても、世の中はよっぽど理不尽で、すぐに保護者が出てチート解決のようなやり方は子どものためにもなりませんから、とは思う
我慢することも必要だよ
それにすべて納得できるわけじゃないじゃん、世の中って
といってもクレームは来るわけで、対処は面倒ですから、最近はSNSもあるしね
結論的には、クレームがいかに来ないか、ここが教師の力量になりつつあるんです
ですから、どんどん無難な言葉選びになって、なあなあな指導になっていく

テレビがどんどん冒険できなくなっていって面白くなくなっていくのと同じ
寂しい限りですが、教育現場も同じようなことが起きていて、世の中がどんどん不寛容になっていくのを感じます
何かあればすぐにクレームで、教師が悪いと責められる風潮ってどうなんでしょうかね
これじゃ若者がなりたいって思わないよね
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